こんにちは、西川マリオです。今回は「二重ルーターは不安定になる？」という疑問について解説します。
二重ルーターの苦悩：速度低下と不安定な通信
これは一見、黒魔術のように思えるかもしれませんが、二重ルーター設定には一定の弊害が存在します。その主な原因は以下の二つです。
1. 通信速度の低下
2. 通信の不安定性
これらの問題は何から生じるのでしょうか? 深堀してみましょう。
二重ルーターの短調：通信速度の低下
ルーティングとは、一言で言えばインターネットの通信をすばやく、かつ正確に目的地へと届ける役割があるプロセスです。ここで大切なのは、「ルーティングはルーター1台につき1回ずつ行われる」という事実です。
つまり、ルーターの接続台数が増えれば増えるほど、その分ルーティングを行う回数も増えるのです。このため、二重ルーターの設定ではルーティングの回数が2倍になるため、慣性の法則に従い、通信速度が遅くなってしまうのです。
二重ルーターの弱点：不安定な通信
ルーター同士の電波が干渉すると、これもまた通信が不安定になる一因となります。一般に、電波が重なると受信機がどの信号を受信すべきか混乱してしまうことから、通信に支障をきたすのです。この結果、データの喪失や遅延などの問題が発生し、通信全体の安定性が損なわれることがあります。
まとめ
以上が二重ルーター設定における主な問題点です。これはあくまで一例であり、実際の影響は設定や環境等によるため一概には言えませんが、むやみにルーターを増やすことは避けた方が良いでしょう。
次回もネットワークやテクノロジーに関する最新情報をお届けしますので、お楽しみに。